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- [ガンビア]マリ大使館はどこだ??
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2013.05.27 Monday以前、ブルキナファソから向かおうとしたマリ。マリは西アフリカでも有数の観光地がある、自分もかなり楽しみにしていた国だったが、徐々に勢力を強めているアルカイダ勢力をやっつけるためにフランス軍が軍事介入。アルカイダの掃討作戦が始まり戦闘状態に突入。。って事で行くのをやめていたマリだが、軍事介入から約2ヶ月経ち、フランス軍はアルカイダ勢力を順調に追いやっていて、アルカイダに制圧された町をどんどん奪い返す事に成功。最初は首都のバマコなどではテロの標的になるかもって話だったが、この2ヶ月でテロなどは全く起きていないし、自分が行きたかった観光地などは問題なさそう。。なので、バマコや、泥のモスクがあるジャンネなどは大丈夫だと判断してマリに向かう!(言葉だと簡単だけど、色々情報集めた上での結論です)最初はセネガルから入ろうとしてたけど、このガンビアからもマリ行きのバスがあるとの事なので急遽ここからマリに向かうことにしよう。ってことで、マリのビザ取りをしなければならない。まずはガンビアの首都のバンジュールへ。とりあえずガイドブック(ロンプラ)に載っている場所に行ってみるが、マリ大使館らしき建物は見つからない。。ガイドブックも最新じゃなかったし、大使館別の場所に移動しちゃったのかな?って思ったが周りの現地人に聞いても「前はあった」とかでもなく「マリ大使館なんかない」って言ってくる。。知らないだけなのか本当にないのか。。?? そんなバカな?情報集めようと、その辺のタクシードライバーとか警察に聞きまくってみるも有力な情報はない。「セレクンダ(隣町)にある」とか「バカウ(これも隣町)にある」とか情報がバラバラで信頼できる情報がない。。すると、マリ行きのバスを運行してるバス会社を発見!ここなら間違いなく知ってるでしょ〜と思って聞いてみると「大使館はないよ」とのこと、、まじか。。それでも納得できないって顔をしていると「向こうの一角にマリ人が集まってるからそこで聞いてみろ」って教えてくれた。もはや自分ではわからないので現地人からの情報をあてにするしかない。だんだん、自分がドラクエみたいなゲームをやってるみたいな感じになってきた。人にいろいろ話を聞いて、それでやっと目的地がわかるみたいな。。笑で、言われた一角には本当にマリ人がよく住んでいるようで、マリの国旗を掲げた商店がいくつかあった。その中の一軒で聞いてみると「確かにマリ大使館は昔あったが、今はもうないよ」との事。。さらに「自分はそのマリ大使館で働いていたんだ」という元職員登場。 なのでこれはかなり有力な情報だ。んー、大使館がないなら仕方ない。。やはり一度セネガルにビザを取りに行かないとだめか。。もともとそのつもりだったが、ガンビアからも行けそうってなってからだと急にめんどく感じる。。と思ったがその人が「ビザは国境でも取れるよ!」と言ってきた! なんとこれまた急展開!その場でガイドブックを確認してみると、確かに国境でも取れるようなことが書いてあった。でも、それで取れなかった場合、バス代(5000円ぐらいと高い)がパーになるし、ダカールに戻る手間も時間もかかる。。やはり一番無難なのはダカールで事前に取ることだが。。だが、その人は今は無きマリ大使館でそこそこのポジションだったらしく?「このジャパニーズにビザをやってくれ」みたいな手書きのレターを書いてくれた。文面もだし、かなりそれっぽいサインとかもしてたので、本当にマリ大使館で働いてた感じ。電話番号も教えてもらったし、こりゃあなんとかなりそうな予感。ってことでちょっと賭けだが国境でのアライバルでビザを取ることにする。せっかくよくしてくれたので、そのまま世間話とかマリの情勢とかを聞いていると、ちょうどお昼ごはんの時間になったようで、近所で働くマリ人とかが集まってきて、自分も一緒にご飯を食べさせてくれて、余計お世話になってしまった。アフリカではこうしてひとつの大きい器に入ったご飯をみんなでつっつくスタイルが多いね。日本で言う「同じ釜の飯を食べた仲」ってあるけど、まさにそんな感じに。そこのマリ人たちにお礼を言って、さっきにバス会社に戻りバスチケットも購入。これで次はマリへ向かう事に決定です!話はズレるが、アフリカでは「タンガ布」っていういかにもアフリカっぽい、派手でいろんな柄の布がある。西アフリカだけでなく、東でもルワンダとかタンザニアとかでも女性はみんなこれで作った服を着ている。そんな布を、日本の友達に「送って欲しい」と頼まれて値段とか色々調べてみた。まぁ結局買うことはなかったんだけど、普段の自分では見向きもしないようなものに値段聞いたりとかするのもおもしろかったかな。でも、タンガ布、本当にたくさんのデザインがある。これで作った派手な服は日本人には似合わなさそうだが、小さいカバンとか小物入れならアフリカっぽういいのが作れるかもね。↓文章と全然関係ないけど子供というわけで、次はガンビアからダイレクトでマリ入国を目指します。
- [ガンビア]ワニと握手!
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2013.05.26 Sundayガンビアの見所、ってかツーリストがよく集まるのは首都のバンジュールよりも、ビーチのあるバカウってエリアに観光客は多いみたい。自分も行ってみると、海沿いにリゾートホテルが並び、今まで他の国では見なかった、欧米人の旅行者、特に年配の人たちがたくさんいた。これもガンビアに入るまで知らなかったことだが、ガンビアは他の国よりも犯罪が少ないらしく、アフリカでも安全に?旅行できる場所として欧米人に人気らしい。こうしてビーチもあるし物価も安いので、気軽なバカンスを楽しめるようだ。旅行者だらけってのも久しぶりに見る光景だしビーチもたまにはいいもんだけどローカルな感じが全くしないので自分は現地人が集まるような漁港の方に行ってみた。午前中だったからか人は全然いなかったけどたくさんの船が並んでいる。もうボロボロで骨格しかないが桟橋もある。昔は大きい船も着いたりしたんだろうけど、今は木でできたボートみたいのがメインみたいね。漁港になっていて漁で取れた魚がたくさん扱われるのでそれを狙う?カモメもたくさん。夕方にはその日の漁を終えた船と、魚を買いに来た人たちで溢れかえる。ひたすら魚をさばく人や、バケツに入れた魚を運ぶ人。。なかなかローカルな光景。その一角で、アジみたいな魚を揚げて売っている人が。値段を聞くと1匹15円と安い!揚げたてだし、魚にかけた辛めのソースも美味しかったので簡単に4匹食べれた。もっと食べれたが、揚げるのにけっこう時間がかかってたし、他にも待っている人がいたのでもうやめといたけど。魚の骨をカモメの方に投げてやると、見事にダイレクトキャッチする。まぁ頭と骨で、食べるところはほとんどないのは申し訳ない。バカウの見所はビーチと上の漁港、あとワニ園みたいのがあったので行ってみた。ワニはボツワナとかコートジボワールでもたくさん見てきたけど、まぁ他にいくとこもないので笑ワニ園の中には直径50mくらいの池があってそこにたくさんのワニがいる。子供から大人のワニまでたくさん。正直ワニってほとんど動かないから見ててもそんなに面白くないんだよね笑まぁここまでは入る前から想像できた光景。でもここのワニ園では、池の周りの通路にも普通にワニがいる笑写真右側にワニがいるのわかるかな?こんな感じで道端にワニが。。大丈夫なのかな??って気がするが、まぁこうなってるってことは過去にワニに噛まれたとかそういう事故はなかったんだろうけど。。しかもこれらのワニ、触れます笑現地人は頭をなでたりかなり近づいて写真撮ったりしてた。いくら大丈夫と言われても、やっぱり怖いので自分はワニの手をちょっと触ったり握手するぐらいで終了笑ワニを触ったのは始めてだったし、触れるとは知らなかったのでここに来た価値はけっこうあったかな。あと園内には、ガンビアの博物館みたいの併設してて民族衣装とか楽器とかを展示してあったのも良かったかな。
- [ガンビア]ガンビア入国!
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2013.05.25 Saturdayジガンショールから次はセネガルに囲まれた小さい国ガンビアへと移動する。↓ガンビアの地図。こうしてセネガルにすっぽり囲まれている。これはフランス領のセネガルに対し、イギリス領がガンビアの部分を植民地にしてたからこうなったわけだね。結局今のアフリカの国って、ヨーロッパの都合で分けられたのばっかり。。ちなみにこの地図だとわかりにくいが、横幅?で200kmぐらい、縦は40kmぐらいの小さな国です。移動には前回の日記にも書いた「セットプラス」(7座席)と呼ばれる乗合タクシー。今回も名前の通り乗客は7人だけで快適に移動!セネガル出国もガンビア入国も、どちらもすんなり。今までの西アフリカでのストレス、警察からの金くれ〜とかはもうなさそうなのはいいね。ってことであっさり67ヶ国目、ガンビアに入国!そーいやこの移動の途中、隣はギニアビサウの人で、ガンビアには窓の枠とかのアルミサッシの営業に行くようで商品のサンプルを見せてくれた。この辺りの国では、隣や別の国に働きに行くのが簡単、てか当たり前になっている。ギニアビサウだとたいした会社も取引先もないだろうし、こうして外に出るんだろうね。いつかは自分でなにか商売したいと思ってるし、こーゆー行動力は見習わないとねー。彼が「一緒に写真を撮りたい!」と言ってくれたので記念撮影。到着したガンビア。ここではカウチサーフィンで現地人の家にお世話になった。ガンビアはイギリス領だったこともあり、英語が公用語だ。で、これも来るまで知らなかったが、他のアフリカの国より犯罪が少ないらしく欧米人の観光客がすごい多かった。↓到着してすぐに寄ってきた子供たち。現地で泊めてもらったマリックさんとガンビアの首都、バンジュールをふらふら。首都と言ってもかなりエリアは小さく、実際は隣のセレクンダって地域の方が人も多いし活気があるみたいだけど。↓わりと大きな教会。この国はキリスト教徒が多いのかな?と思ってたら、町を歩いているとあっちこっちでこの変な人の絵を見かける。アラビア語もなんか書いてあるしイスラム関連の人かな?現地人に聞いてみたらこれは「セレントゥーバ」ってセネガルのイスラムの聖人らしい。ようわからんが、セネガルのサイババみたいなもんか?バンジュールの中心らへん。とは言ってもヤギが普通に歩いているあたりはアフリカ。。これは「ARCH 22」とかいうモニュメント。まぁ独立記念碑みたいな感じかな。ちょっと前まではこれがガンビアで一番大きい建物だったらしい。首都とは言ってもローカルなマーケットはしっかりある。まぁ売ってるのはサンダルとか雑貨とか、別に観光客が欲しがるようなものは売ってないけど。それでも歩いていると自称ガイドみたいのがついてきて色々説明はしてくるので、観光客はそれなりにここにくるようだ。。ガンビアのサッカーシャツ。アフリカはどの国でもサッカーが人気だね。ギニアビサウとか中央アフリカみたいなしょぼい国(失礼)でも自国のサッカーシャツは売ってたしね。。このガンビアのはわりと普通なデザイン。そーいえばニジェールのシャツがかっこよかったな。買っておけばよかった。。ガンビアでも他の国でいつもやっている通り、実家に絵葉書を送るために郵便局に。郵便局の前で絵葉書を売っているおじさんがいたのでそこで購入。お金を払い終わった時に、ふとおじさんが『Take it easy』(気楽にやろうよ)と一言。。この一言ですごくハッとさせられた。なんかオレの心を見透かされたような感じ。なにかとイライラさせることの多い西アフリカでは入国審査でも物買うときでも乗合タクシーの値段聞くときでも、常に気を張って、身構えて旅してた気がする。もしかしたらハガキ買うときにオレの態度にイライラした感じが出てたのかも知れんけど笑うん、確かに旅は気楽にやるもんだよね。おじさんとしては何気ない一言だったかもしれないけど、自分には久しぶりに心に響く言葉になった。そこからの足取りは心なしか軽くなった気がする。これからの旅も楽しんでいきます。